母が買ってきた白い上履き

わたしと母の格闘記

011年、父の病気が発覚しました。

病名は悪性リンパ腫。

そして2013年3月9日、84歳で永眠。

そこからわたしと母との格闘がはじまりました。

「わたしとわたし」の格闘とも言えますが・・・。

ここでは6年にわたるわたしと母との格闘記を記していきます。

 

デイサービスが週2回になった母。

一日置きでは疲れが取れないだの、自信がないだの、ケアマネさんに
さんざん、ゴネていたわりには、2週連続、すんなり出かけてくれました。

それどころか、自分で上履きを買ってきました!

もっとも、その理由は持っていた上履きを盗られた(?)からなんですが(^^;
もちろん真相は、私が下駄箱にしまっただけです。

それでも、自ら上履きを買ってくるとは、よほど気に入っているのでしょう。

しかも、お洒落にこだわりの強い母が、どんな上履きかと思いきや、
これが、小学生が学校で履く、白い上履き。

しかも、バンドの部分に黒マジックで名前まで書いて・・・。

小学校教諭だった母。
こんなところに、過去の記憶が蘇ったのでしょうか?

母にとって「上履き」というのは、子どもたちが履いていた上履きなの
かもしれません。

これからも、ご機嫌よくデイサービスに通ってくれることを祈るばかりです。

そして、粘りつよく母を説得してくれたケアマネージャーさん、
いつも朗らかに母を気分良く過ごさせてくれるデイサービスのスタッフの
皆さんには、感謝しかありません。

周囲の人に支えられての介護です。

 

むつみ

 

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