2011年、父の病気が発覚しました。
病名は悪性リンパ腫。
そして2013年3月9日、84歳で永眠。
そこからわたしと母との格闘がはじまりました。
「わたしとわたし」の格闘とも言えますが・・・。
ここでは6年にわたるわたしと母との格闘記を記していきます。
ここ2〜3ヵ月、かなり弱気になってきた母。
特に暗くなってくると不安が募ってしまうようで、いわゆる「夕暮れ症候群」。
「もう怖くて一人では暮らせない」と号泣したり、かと思うと
「私がこんなに苦しんでいるのに、ひどい娘だ!」と罵られたり。
そのたびに心が折れますが、翌朝は子どものような甘ったれの母に戻っています。
食事や服薬の確認も電話だけではおぼつかなくなり
(飲んだ、食べたと言っていても、実際には違っていることも多くなり)
今のうちに探しておかねばと、
介護付き有料老人ホームを2ヶ所と、サービス付き高齢者住宅(サ高住)を1箇所、
夫と見学に行ってきました。
結果は、どこも想像以上に至れり尽くせりの素晴らしいところ。
私の祖母(母の実母)が、数十年前に入っていたところとは全く違いました。
母の状態を考えれば、介護付き有料老人ホームが適切なことは明らかでした。
こんな恵まれた施設に入れようと思えば入れてあげられるのも、全ては
亡くなった父のおかげです。
きっと、いずれは母にお金が必要になることをわかっていたのだと思います。
感謝です。
それでも、やっぱり迷いが出ます。
母はどう感じるのかな? 見当もつきません。
やはり、本人が見て感じてもらうしかない。
施設に入るということの現実を。
それで、まだ自宅で頑張りたいと思うなら、それもあり。
もしかしたら、「ここなら安心して暮らせる」と思うのかもしれないし。
それは、私にはわかりません。
今月中に、母を連れて、一番良いと思ったところへ再訪します。
むつみ
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