ドロボーが盗んで行ったものとは?

わたしと母の格闘記

2011年、父の病気が発覚しました。

病名は悪性リンパ腫。

そして2013年3月9日、84歳で永眠。

そこからわたしと母との格闘がはじまりました。

「わたしとわたし」の格闘とも言えますが・・・。

ここでは6年にわたるわたしと母との格闘記を記していきます。

 

ある日の朝、母からの電話。

 

「朝起きたら、またドロボーが入って、とんでもないものを盗って行ったの!」

 

「とんでもないものって?」

 

「なんだと思う? 固定電話の受話器!!」

 

「!!!」

 

 

スマホから自分の自宅にかけてみれば?

と、アドバイスしたところ、その辺の床に転がる子機を無事に救い出したようです。

 

「なるほど、母にとっては、あるべきものがそこにないと、どんなものでもドロボーに持って行かれたことになるのね〜」

 

ちょっと面白いな、なんて感じていたのですが・・・。

 

しかし、この話には後日譚があるのです。

 

そうそう、ちなみに同じ日に

 

「爪切りがなくなった」

 

と騒いだので、

 

「盗まれたんじゃない?」

 

と言ったところ

 

「そんなものを盗まれるわけがない」

 

というキッパリとした答えが返って来ました(^^;

 

 

むつみ

 

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