2018年3月31日付朝日新聞「be」の「悩みのるつぼ」です。
今回の回答者は、金子勝さん。
なんと金子さんは、これで最終回なのだとか。
いつも質問者のお悩みにおススメの本を紹介してくれる
回答が、読書好きのわたしとしては大好きだったので残念です。
最後のご相談は、世間から見れば何一つ不満もないはずの
40代の女性から。
「特に病気もなく元気で、子どもはいないが夫婦仲良く、
経済的にも問題なし。それで満たされないなんて、甘ったれ
だと言われることはわかっているが、なぜか空しい・・・」
どうでしょう。
この女性、甘ったれだと思いますか?
わたしはそうは思いません。
むしろ、自分の人生に対して積極的ではないですか。
現状に満足せず、自らを燃やせる何か、
「このために生きている」と信じられる何か、
それを求めているのだろうと思いました。
でも、ご自分の求めているものに気づかないと
もやもやしますよね~。
これこそ、まさに1999年にWHOの総会において「健康」に
関する4番目の定義として提案された
のことだと感じました。
残念ながら、まだ正式な審議をされていない提案ですが、
むしろ、この「4番目の健康」こそが人間にとって重要な時代に
なっていることを痛感しています。
むつみ
2018年4月1日の投稿を再掲。
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